皆さんは2次試験の参考書は何を使っていますか?
一口に参考書と言っても色々な参考書があるので、初学者の方は迷ってしまうのではないかと思います。
本日は初学者の方はもちろん2次試験経験者の方にもおすすめできる参考書をご紹介したいと思います。
- 無人島に持っていきたい参考書
- おすすめ理由① 2次試験に必要な知識がまとまっている
- おすすめ理由② 音声データがダウンロードできる
- おすすめ理由③ コンパクトで持ち運びしやすい
- まとめ ファイナルペーパーにもなる参考書
無人島に持っていきたい参考書
私が2次試験の勉強で使っていた参考書をざっと列挙すると、以下のラインナップとなります。
- ふぞろいな合格答案シリーズ
- 2次試験合格者の頭の中にあった全知識
- 2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ
- 事例Ⅳの全知識・全ノウハウ
- TBC速習2次テキスト
- 30日完成事例Ⅳ合格点突破計算問題集
- ゼロからスタート! 金城順之介の中小企業診断士1冊目の教科書
- etc
知識系、ノウハウ系と様々な参考書があり、それぞれに良い点があるので、甲乙つけがたいのですが、
もしこの中から「無人島に持っていく1冊を選べ」と言われたら、
私は「ゼロからスタート! 金城順之介の中小企業診断士1冊目の教科書」を選びます。
私は実際に2024年の2次試験では「ゼロからスタート! 金城順之介の中小企業診断士1冊目の教科書」を試験会場まで持っていきました。
タイトルからも分かる通り、この本は2次試験対策の参考書というよりは、初学者向けの入門書として位置づけられるのではないかと思います。
なぜ初学者向けの入門書を2次試験対策の参考書としておすすめするのか、その理由をご説明していきたいと思います。
おすすめ理由① 2次試験に必要な知識がまとまっている
前述の通り、初学者向けに書かれてはいるのですが、2次試験が強く意識された構成になっています。
- 第1章 総論 ~戦略論
- 第2章 組織・人事
- 第3章 マーケティング・流通
- 第4章 生産・技術
- 第5章 財務・会計
以上のような章立てからも分かる通り、まず第1章でSWOT分析や成長戦略、競争戦略といった、全事例共通のフレームワークを紹介し、
第2章以降で事例Ⅰから事例Ⅳまでの各事例に必要な知識を紹介するという構成になっています。
2次試験は1次試験と違って知識を問う試験ではないので、求められる知識はそこまで多くないと私は考えています。
(1次試験を突破している時点で、中小企業診断士に必要な知識量はクリアしていると考えていいと思います)
本書は、1次試験の範囲の中から2次試験に必要な知識のみが抽出されているので、
2次試験の知識対策としては、本書1冊で十分に対応できると思います。
また、オールカラーで図解や実例が豊富なので、読みやすくわかりやすい点もおすすめです。
おすすめ理由② 音声データがダウンロードできる
私もそうでしたが、中小企業診断士試験の受験生の多くの方は仕事が忙しかったり、子育てに忙しかったりと勉強時間の捻出に苦労されていると思います。
特に2次試験は過去問演習に取り組もうと思ったら、過去問演習で80分、復習時間を含めると120分~180分のまとまった時間が必要となります。
仕事に子育てに忙しい社会人にとって、180分の時間を捻出することは容易ではないので、
本書の音声データダウンロードサービスは非常にありがたかったです。
通勤時や家事をしている際に、音声データを聞き流すことで知識が定着し、スキマ時間の有効活用ができました。
おすすめ理由③ コンパクトで持ち運びしやすい
写真を見て頂けると分かる通り、2次試験の参考書は基本的に大きいため(B5判182×257が多い)、通勤時に持ち歩くのが大変です。
対して、本書はA5判148×210と、他の参考書より二回りほど小さく、ページ数も約220ページほどで分厚くもないため、持ち歩くのが苦ではありません。
2次試験の解答風に言うと、大きな参考書が多い中小企業診断士2次試験の参考書という市場のなかで、コンパクトさで差別化を図り、独自のポジショニングを確立していると言えるのではないでしょうか。
このように、その存在そのものによって2次試験に関する有益な示唆を与えてくれるという点からも本書はおすすめです。
まとめ ファイナルペーパーにもなる参考書
2次試験の会場で他の受験生の方の参考書をざっと見回した限りでは、本書を読んでいる方は見受けられませんでした。
しかし、お伝えしてきた通り、本書は2次試験に必要な知識がコンパクトにまとまっており、オールカラーで図解が多いため、ファイナルペーパー代わりとしておさらいするのにもちょうどよかったです。
この記事が参考書選びに悩まれている受験生の方の助けになれば幸いです。